森山良子(59)が俳優、藤田まこと(74)の主演映画「明日への遺言」(来年3月1日公開、小泉堯史監督)の主題歌
歌手、森山良子(59)が俳優、藤田まこと(74)の主演映画「明日への遺言」(来年3月1日公開、小泉堯史監督)の主題歌を手掛けることが16日、分かった。森山が映画主題歌を書き下ろしたのは初めて。脚本を読んで泣き、収録現場に足を運んで藤田の演技を目の当たりにし、試写を見て再び泣いた森山が、その思いを詞と曲にぶつけて、バラード曲「ねがい」を完成させた。
◇
森山が1人の男の生き方に感銘を受け、デビュー40年目にして、初めて映画のために主題歌を書き下ろした。
きっかけは、成城高校の先輩で映画プロデューサー、黒澤久雄氏(61)を通じて面識のあった小泉監督からの熱烈ラブコールだった。
小泉監督は「さとうきび畑」「涙そうそう」など、言葉を大切に歌ってきた森山の説得力のある歌声にほれぬいた。15年前から企画し、自ら脚本を書き上げた思い入れたっぷりの作品の主題歌を、どうしても森山に書いてほしかったという。
オファーを受けた森山は、脚本を読んで涙した。そこに綴られていたのは、太平洋戦争末期、名古屋を空爆後、撃墜された米軍機の搭乗員の処刑を命じた責任を問われ、軍事裁判にかけられた岡田資(たすく)中将の物語だった。
一般民衆への無差別爆撃の責任は誰が負うべきなのか? 法廷で自己の信念を曲げることなく主張し、平和への思いを後世に託して絞首刑となった男の生き様に共感し、家族への情愛に涙した。今夏には撮影現場にも足を運び、熱演する藤田を目の当たりにし、その思いを強くした。
「脚本を読んで泣き、試写を見て泣きました。平和への思いを後の世に託して、久遠の命と愛情を家族にしっかりと手渡して逝った主人公の、潔い美しい生き様に感動しました」と森山。その思いを、そのまま作詞作曲した。
♪闇と光をかけぬけながら 命は何を叫ぶだろう くり返す悲しみに負けないあしたに ねがいを 清らかなねがいを 青い星に…。
完成した「ねがい」を聴いた小泉監督は「映画の心を清明な言葉に託し素敵なメロディーに乗せてくださいました。心より感謝しております」。藤田も「(劇中の)妻を思う気持ちや、妻が夫に対する愛情の深さを考えながら曲を聴かせていただきました。映画に合った素晴らしいもので、とても感動しました」。
9月17日は主人公の58回目の命日。信念に生きた1人の男の人生が、歌でよみがえる。
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森山が1人の男の生き方に感銘を受け、デビュー40年目にして、初めて映画のために主題歌を書き下ろした。
きっかけは、成城高校の先輩で映画プロデューサー、黒澤久雄氏(61)を通じて面識のあった小泉監督からの熱烈ラブコールだった。
小泉監督は「さとうきび畑」「涙そうそう」など、言葉を大切に歌ってきた森山の説得力のある歌声にほれぬいた。15年前から企画し、自ら脚本を書き上げた思い入れたっぷりの作品の主題歌を、どうしても森山に書いてほしかったという。
オファーを受けた森山は、脚本を読んで涙した。そこに綴られていたのは、太平洋戦争末期、名古屋を空爆後、撃墜された米軍機の搭乗員の処刑を命じた責任を問われ、軍事裁判にかけられた岡田資(たすく)中将の物語だった。
一般民衆への無差別爆撃の責任は誰が負うべきなのか? 法廷で自己の信念を曲げることなく主張し、平和への思いを後世に託して絞首刑となった男の生き様に共感し、家族への情愛に涙した。今夏には撮影現場にも足を運び、熱演する藤田を目の当たりにし、その思いを強くした。
「脚本を読んで泣き、試写を見て泣きました。平和への思いを後の世に託して、久遠の命と愛情を家族にしっかりと手渡して逝った主人公の、潔い美しい生き様に感動しました」と森山。その思いを、そのまま作詞作曲した。
♪闇と光をかけぬけながら 命は何を叫ぶだろう くり返す悲しみに負けないあしたに ねがいを 清らかなねがいを 青い星に…。
完成した「ねがい」を聴いた小泉監督は「映画の心を清明な言葉に託し素敵なメロディーに乗せてくださいました。心より感謝しております」。藤田も「(劇中の)妻を思う気持ちや、妻が夫に対する愛情の深さを考えながら曲を聴かせていただきました。映画に合った素晴らしいもので、とても感動しました」。
9月17日は主人公の58回目の命日。信念に生きた1人の男の人生が、歌でよみがえる。