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映画「どすこい!ビューティーズ」 5日福岡市で初上映 女子相撲チームの奮闘描く

福岡、佐賀を中心に映画を自主制作する中国正一監督(42)の最新作「どすこい!ビューティーズ」が5日、福岡市博多区の福岡アジア美術館8階あじびホールで初上映される。弱小女子相撲チームがオリンピック出場を目指して奮闘する姿を描いた青春映画で、平和問題もテーマ。中国監督は国際映画祭にも出品予定で「九州発の映画を積極的に世界に発信したい」と話している。

■九州で活動 中国監督最新作

 中国監督は、3作目の前作「815」(2002年)がバンクーバー国際映画祭の審査員特別賞を受けるなど、国際的評価が高い。今作品も韓国での上映を予定する。

 「どすこい」の制作に専念するため、中国監督は04年に高校教諭を辞め、映画制作会社「東風」(福岡市中央区大名)を設立。丸2年かけて完成させた。制作費用1000万円は借金で賄ったという。

 撮影は福岡、佐賀両県が中心。福岡市・天神はじめ、佐賀市や佐賀県庁、唐津市の虹の松原などでロケを行い、九州らしさをふんだんに盛り込んだ。イランでもロケを敢行した。作品は全体を短編八話で構成し、上映時間は136分(短縮劇場版は95分)。

 主演の香月亜耶乃さん(18)は久留米市出身で、他の出演者も福岡、佐賀で活躍する俳優ばかり。全員、女子相撲は未経験とあって、撮影1カ月前から福岡市相撲連盟の協力でしこやすり足、ぶつかりげいこを体験した。実際の全日本新相撲(女子相撲)選手権大会にも特別枠で出場し、競技シーンを作品に収めた。

 中国監督は「女子相撲の魅力と、それがどう平和や反戦にかかわるのか、ドラマを通して楽しんでもらいたい。九州にこれだけ個性的な俳優や映画制作団体があることを各方面に伝え、将来は近隣諸国と映画を共同制作したい」と意気込む。

 上映会は「全8話版」が午後1時、同6時から。「劇場版」が同4時から。鑑賞料はともに前売り1000円、当日1200円。また「815」も同日午前10時から上映する。鑑賞料は2000円(当日券のみ)。問い合わせは東風=092(734)4150。

=2006/11/03付 西日本新聞朝刊=

2006年11月03日00時36分

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